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近年はパソコンの小型軽量化による持ち歩き負担の減少、バッテリー容量の増加や省電力化により、電源がない場所でも長時間駆動することによりどこでも仕事が出来るようになりました。
ここ数年でクラウドの環境が大きく進化し、新型コロナウイルスの感染拡大により場所を選ばず仕事をすることが一般的になりました。
私自身もカフェで飲み物を横に置いて仕事したりすることもあります。
私自身、パソコンに飲み物をこぼすなんて想像すらしていませんでした。
しかしながら、パソコンを持ち出して仕事をするようになったここ2~3年で2度もパソコンに飲み物をこぼしています。
便利な反面、カバンの中で水筒の飲み物が漏れたり、移動中の大雨など持ち歩くことが増えるとパソコンは常に水没リスクと隣合わせです。
いざ、パソコンに液体をこぼした場合、時間との勝負となります。
基盤に液体が入り込む前に正しい対処が出来れば、最悪の事態を回避できる確率が大きく高まります。
もしもの時、すぐに対処ができるよう是非最後までご覧ください。
なぜパソコンは水に弱いの?
パソコンの内部には、基盤をの上にたくさんの半導体が取り付けられています。
非常に小さな場所にたくさんの回路があり、電気が流れています。
水は電気を通す為、パソコン内部に水が浸入するとショートして故障してしまいます。
やってしまった!キーボードに飲み物をこぼした時の対処
すぐに逆さまにする
キーボードに誤って飲み物をこぼしてしまったらすぐに逆さまにしてください。こうすることでパソコン内部への水分侵入を最小限に食い止めます。
電源を切る
作業中で保存していないファイルがあるかもしれませんが、すぐに電源を落としてください。
バッテリーが取り外せるタイプのパソコンであれば、バッテリーも取り外してください。
濡れている状態で通電してしまうと内部でショートしてしまいますので、出来る限り通電しないようにしましょう。
可能な限り水分を拭き取る
出来れば逆さまにした状態のまま水分を拭き取ります。細かい部分は綿棒やティッシュの上からほそい棒を当てるなど、可能な限り水分侵入取ります。
24時間以上電源を入れずに乾燥させる
乾燥時間はメーカーにより異なる可能性があります。ASUSの場合は24時間とメーカーホームページに書かれています。
逆さまにした状態で液晶画面に水分が垂れないように、キーボードと画面の間にタオルを挟むなどして工夫をしてみてください。
メーカーに相談してみる
初期対応が終わったら、メーカーに相談してみてください。一般的には水没扱いになりメーカー保証の対象にはなりませんが、飲み物の種類や量などでも対応が異なるのとがあります。
やってはいけないこと
ドライヤーで乾燥させる
ドライヤーは熱と風により髪の毛を乾燥させる為の物です。パソコンはは精密機械であり熱によりダメージを受ける可能性があるので、ドライヤーは絶対に使用しないでください。
分解して拭き取る
パソコン内部に水分が侵入してしまい、それが糖分を多く含む飲み物だったとしたら、開けて掃除をしたくなる気持ちになりますよね。
しかし、ノートパソコンは狭いスペースの中に重要な部品が詰まっていて、それらを繋ぐケーブルが無数にあります。
分解すると通常のメーカー保証も受けられなくなる可能性もあるので、余程の知識がない方の分解は絶対にしないでください。
飲み物をこぼしてから対処方を調べたら手遅れになる
飲み物をパソコンにこぼした時は時間との勝負です。水分は重力に引っ張られて徐々にパソコン内部に落ちていきます。パソコン内部への水分を出来るだけ少なくすることで復旧の可能性を高めることができます。
こぼした飲み物の種類
水やお茶など、乾いてもベタつきにくい飲み物であれば比較的軽傷ですが、砂糖のたくさん入った飲み物の場合、パソコン自体が無事であっても乾いた後もベタつきが残り、打ったキーが戻りにくかったり、違和感が残ることがあります。
その際は内部の洗浄が必要になりますので、必ず修理に出してくださいね。
水に強いパソコンも存在する?
ノートパソコンは、放熱の妨げになったり、コネクタの多さなど防水にはしにくいようで、水に強いパソコンってほとんどないですよね。
防水のスマホのような使い方は出来ませんが、水をこぼしてしまった時に壊れにくい機種は少ないですが存在するようですね。
衝撃的な動画を見つけましたのでリンクを上げておきますね。
実際やって動かなくなっても水没扱いで補償対象にはならないと思いますので、真似はしないでくださいね。
まとめ
日常的にノートパソコンを使用する方は、もしもの時の為に対処を知っておくことで大切なパソコンやデータへの被害を最小限にすることができます。
かくいう筆者も、過去に2度パソコンに飲み物ををこぼしていますが、正しく対処がすぐに行い2回とも壊れることなく使用できています。
その時こぼした飲み物は、麦茶と牛乳でした。
そもそもこぼさないようにするのが一番ですが、いつ自分の身に起こるかもしれないので、是非対処方法を知っておいてくださいね。